2017 6月1日発売開始

今回の限定焙煎はパナマ ハートマン農園とダンディーパパブレンドです。


 友達に教えてもらったコーヒー豆屋に行ってみる事にした。
友人に言わせると、コーヒー豆はおいしいが取っ付きにくい店主らしい。
路地にポツンと明かりが灯り、ノボリが申し訳なさそうにコーヒー豆屋を主張している。


 ドアを開け店内に入るとコーヒーの香りが濃く漂う。
一瞬でコーヒー色に染まりそうだ。
コーヒー豆の棚には色んな豆が並んでいる。
順々に見て行くと、一番端のブレンドが気になる。
おいしそうだ。これにしようと思ったが、何だかブレンドの名前を口に出して言うのが気恥ずかしい。
「あ、あのーこれ下さい」
「はいっ」
さっきまで所在無さげに立っていた店主が近づいて来て言った。
「どうかされましたか」
「いやーこのブレンド名、気恥ずかしくって言いにくいです」
というと、
「いやいや、お客様にピッタリです。ダンディーなパパのブレンド」
店主のお世辞と分かっていても、なんだか嬉しい金曜日の帰り道になった。


パナマ ハートマン農園とダンディーパパブレンドです。
パナマの豆って、全体的に華やかな香りあるんですよね。
具体的に言うと花のような明るい印象の香りですね。
今回のハートマンも明るく柔らかな味わいのコーヒーです。
中煎りにする事が多いのですが、今回はちょっと深煎り気味にしてパナマの特徴である華やかな香りと
芳醇な味わいを最大限に引き出しました。甘味と柔らかなコクのダンディーなパパに捧げる
マイルドダンディーなコーヒーなんです。

ダンディーパパブレンド 100g 520円 税込み

パナマ ハートマン 100g 660円 税込み



ハートマン農園は、ハートマン家が運営している家族経営の農園です。
初代ハートマン(アロイス・ハートマン)は1891年、チェコで生まれ、第一次世界大 戦後、パナマに移住。
1940年に二代目ハートマン(ラティボール・ハートマン)が今日のハートマン農園を創業。
ラティーボール・ハートマンは5人 の子供(ラティボールJR、アラン、アレクザンダー、アリス、ケリー)に恵まれ、
現在は5人の兄弟姉妹が農園の運営管理とツーリズムを手分けして担当して います。
コーヒーは三代目ハートマン(ラティーボルJR・ハートマン)が担当しています。
ハートマン農園では、カツーラ、ゲイシャ、パチェ、マラゴジー ぺ、パカマラの5品種を栽培。
精製方法はウォッシュド、パルプドナチュラル、ナチュラルの3通りで精製しています。
このロットは、カツーラのフルウォッ シュドです。


ハートマン農園 カツーラ フルウォッシュ
生産国 パナマ
地域 チリキ県カンデラ地区サンタクララ
生産者 ハートマン・ファミリー
木の品種 カツーラ
その他 標高1500メートル、スミソニアン博物館の研究員が住込んで鳥や野生動物を観察。
精製方法 フルウォッシュド
開花時期 4月-5月
収穫時期 12月-3月