ブラジル 下坂農園産 シモサカボルボン

ブラジル、ミナス ジェライス州カルモ・ド・パラナイーバ市にある下坂農場で採れたボルボン種のコーヒー豆です。
ところで、なぜブルボンでなくボルボンなのか?そこには下坂 匡さんのブルボンへのこだわり、交雑して今や名前
だけのブルボンとは違うのだ。という気持ちの表れとして、あえてポルトガル語でボルボンと呼び習わしているのです。

2010年産ブラジル シモサカボルボン サフラプリメイロ(初生り豆)入荷。
3月末に日本到着、ボルボン種の植えて三年目の、初めてなったコーヒー豆です。
三年目の木ですので、まだ小さく、機械で収穫出来ないので、全て手摘みで収穫されています。
特徴として、花のような、フルーツのようなフレーバーに尽きます。思いのほかコクもあり、
口当りが柔らかく飲み易い豆です。

「中煎り」ハイローストです。
     このボルボン種の特徴として、豊かなコクとほのかな酸味があるのですが、このコクと酸味がこのくらいの
     ローストだとやや重く汚れた酸として出る事があります。でもしっかりした焙煎技術と選別を繰り返して、
     品質管理をきちんと行えば、柔らかなコクとほのかに残る弱い酸味で、このボルボンでしか出せない中性的で
     とても飲み易いコーヒーが表現できます。という訳であらき屋のブラジルの中煎りは、苦くもなく、
     酸っぱくもない穏やかなコーヒーになっています。

 

「少し深煎り」よくシティローストと言われる焙煎度です。中煎りより、もう少し深煎りにして、香りを強くして、ほんの
     少し苦味も出しました。コクはさらに強まり、コーヒーオイルがうっすらと豆をおおって香りを高めています。
     酸味はなくなり、柔らかなコクとほのかな苦味、そして甘味を感じさせる余韻がゆっくりと広がります。
     いつも、いつもこのイメージを思い描きながらローストしています。

 

「深煎り」フレンチローストといわれる煎りの深い豆です。シモサカボルボンの個性を活かすため、「苦いだけ」じゃない
     コクと甘味がしっかり感じられる深煎りを作りました。苦いコーヒーをお好きな方には、物足りなく思える
     かも知れませんが、私は苦味と甘味の調和した穏やかな深煎りを作りたいのです。シモサカボルボンは、その思い
     を叶えてくれる数少ない豆の一つです。シモサカボルボンの深煎りは、香り高い柔らかな深煎りの苦味と
     ほのかに残る甘味のコーヒーです。

                  

        

ブラジル下坂ボルボンハイロースト「中煎り」味覚表 「少し深煎り」下坂ボルボンシティーロースト味覚表  ブラジル下坂フレンチロースト「深煎り」     

                           

ハイロースト(中煎りのやや浅煎りぎみ)     シティーロースト(中煎りの深煎り)       少し浅煎り気味のフレンチロースト(深煎り)